19世紀のローズウッド製チェスト

1870 年から 1880 年にかけてナポリ地方で優れた技術で作られた、4 つの引き出しが付いたチェスト。

このエレガントなナポリのチェストは、美しさと耐久性で知られるローズウッドなどの優れた木材を厳選し、熟練した職人技の好例です。クラシックで洗練されたスタイルが特徴のこの家具には、美しさを高める茶色の柱が付いています。オリジナルの大理石の天板が本物らしさを醸し出し、この作品をユニークで価値あるものにしています。残りの家具も良好な状態です。ただし、特にチェストの下部にはベニヤ板の追加が必要です。ポプラ材の構造は完全にオリジナルで、引き出しの間には中間棚があり、材料の落下や汚れの蓄積を防止します。この背が高くて細身の 19 世紀のチェストは、クラシックな装飾にぴったり合うだけでなく、書斎やオフィスなどのモダンな空間を豊かにすることもできます。木材虫が完全に除去され、家具は完全に改良され、必要な安定性を取り戻しました。錠前と金具はオリジナルのスタイルを保っており、真鍮の飾り板がデザインを完成させています。

復元：

修復作業では、構造の完全な修復が選択されました。特に後部領域と引き出しガイドでは、回復できなかった部分がやり直されました。引き出しの内部構造に関しては、すべての底板がポプラ材のオリジナルのまま修復され、補強されています。存在する木材を食べる昆虫を除去するために、防虫処理が行われました。柱と水平要素は再び茶色に塗られ、再塗装とシェラック磨きは伝統的な技法を尊重し、時代家具の典型的な品質を維持しています。この良質の家具は、歴史的に非常に価値のある芸術作品です。

寸法:
長さ: 128 cm
幅: 65 cm
高さ: 117.5 cm